サロンでのランチイベントで頂いたご感想で、”ここ最近外食をしていなかったので癒されました〜”と言って頂き、”癒し”や”気分転換”になれて、この企画を実現して良かった〜と感じました。と同時に確かに私自身も外食の機会が減っていると思いました。開催中は特に人混みなどに出ないようにしているのですが、ここ数ヶ月で世の中の流れが大きく変わってしまったことを改めて実感しました。
では今どこで食事をしたいか、とふと考えた時に浮かんだのがパリのル・グラン・ヴェフールです!ここ数年、パリではホテルクリヨンを筆頭にリフォームをするとモダンでスタイリッシュな内装になっていくことが多く、タイムスリップをしたような空間が減っていくのを寂しく思います。私がよく滞在するホテルも19世紀のオスマン様式の建物でサロンもクラシックな感じだったのですが、昨年”お宅もですか?!”と言わんばかりにモダンにリフォームされていてビックリしました。そんな私にフランス人は ”ミオの家だって畳の部屋無いだろ” と言われたので、”その代わりに18世紀のフランスのお部屋はあるも〜ん(笑)”と言っておきました。
さてさて、パリのル・グラン・ヴェフールに参りましょう。17世紀に建てられたパレロワイヤルに位置し、1784年からここにあったカフェを1820年にジャン・ベフールが購入して豪華にリフォーム✨ルイ16世様式の美しい装飾が素晴らしいです✨あ〜〜ここに座りたい(涙)
そして訪れた顧客は、ナポレオンとジョセフィーヌ、ヴィクトル・ユーゴー、コレットやジャン・コクトーなどなど時代を超えた著名人たち。ここに来ると200年以上前にタイムトリップした気分になります。
とっても繊細で優しいお料理なのですが、驚いたのはその量!かなり多いと思います(^_^;) デザートの前でもうギブ状態。でも隣のマダム達は粘土のような量のチースを頼んでいて思わず、”え〜?!”と言ってしまったところ、”私はパリ在住だけどブラジル育ちだから全然対したことなのよ〜(笑)”とおっしゃっておりました。お見事!
スターシェフ、ギィ・マルタン氏のフォアグラは素晴らしかった♬思い出すだけでパブロフの犬状態でヨダレが、、、。そしてマッシュポテト愛好家の方には是非ここのマッシュを食べて頂きたいです。あまりに美味しかったので騒いでいたらウエイターに”何個でもお持ちしますよ”と言われました。隣のマダムは本気でもう1つ頂いていましたが私は丁重にお断りしました。
サロンのランチイベントにお越し頂く皆様にも、このように18世紀のプチトリアノン にタイムトリップした気分で、しばし浮世を忘れて楽しんで頂けたら幸いです💗